東京湾の「江戸前」とは?
江戸前の魚を話す前に、まずは東京湾「江戸前」についてを話をしましょう

言葉にはいろいろな説がありますが、ここでは「江戸前の海」としてのみ話をしますね

さて、皆さんは江戸前の海として東京湾ではどこからどこまでが江戸前かご存知ですか

写真は写し方が悪く見ずらいと思いますが、東京湾全体のものです

本来ちゅうか、元来江戸前とは、はっきりとした定義が存在するわけではありませんが築地、
芝、品川あたりの沖合いを指しているようです♪それが地図の右上端です

その昔、将軍家に鴨居マダイが献上され、鴨居でも千葉側館山産マダイでも寿司になれば
江戸前になるようですが、しかし神奈川鴨居でも館山でも本来は江戸前とはとはいわないんですね

つり情報誌の編集長も務め生粋の江戸っ子である釣りジャーナリスト・藤井克彦氏が著書「江戸前の素顔」
の中でテレビで食リポーターが館山でマダイを手にして「江戸前マダイ」と言うのを聞いてそばにあった
灰皿をテレビに投げつけたと記述していましたが、まさにその通りで館山のマダイは、どこまでいっても
千葉館山のマダイで江戸前ではないんですね

同じように長浦、木更津で釣れたアナゴも千葉のアナゴもやっぱり千葉産のアナゴなんですね

ところが、この定義について先年、水産庁設置「豊かな東京湾再生検討委員会」の下に置かれた
「食文化分科会」は、神奈川県剣崎と千葉県洲の崎を結ぶ線(写真地図に線引き)から内側をすべて
江戸前と定義付ける方向性を示したんですね


よって賛否はあろうと思えるが、本来である江戸前の海を理解しつつ江戸前を語りたいものである

なぜ江戸前の魚がなぜ美味いか、それは湾に注ぐ無数の川で海が練れて、潮通しもよくと魚が
美味しく育つ条件があるからなんですね

さて、次回は東京湾江戸前をご理解いただきながら順序不同ですが第1回目の話をスタート
いたしますので少しは楽しみにしてくださいね

この記事へのコメント
術後の経過が心配ですが、記事が楽しみで(笑)
申し訳ありません!
実は本日の10月4日、3度目となる入院手術を終えて退院してきました。
今回はシリコーンオイルが注入されたので、数か月後にまた再手術と
なります
よって当面、釣行には出られないので江戸前魚の話を続けていく予定
ですので宜しくお願いします